石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

枯れかけた硬葉系ハオルチアの仕立て直し

去年の夏に硬葉系ハオルチアの「ドーナツ冬の星座」が成長点付近から枯れ始めてしまいました。

肥料不足と判断して施肥したところ、症状に改善が見られました。

その株の現在の姿です。

枯れる症状は完治し、元気に育っております。

 

成長点も問題無しです。

多肉植物は肥料が無くても枯れないなんて言われますが、硬葉系ハオルチアは結構障害が出ます。

肥料のやりすぎは伸びるのでご法度ですが、適度な肥料分は大事です。

 

施肥した事で大きく成長しましたし、枯れてしまった部分も気になるので、仕立て直して綺麗にする事にしました。

枯れている所にテグスを巻いてカットします。

テグスで胴切りする時のコツは、

① しっかり葉の根元まで糸を食いこませてから力を入れて引っ張る。

② 引き絞った糸が葉に当たると食い込んで傷を付けてしまうので、引っ張る方向に気を付ける。

の2つです。

特に①は大事です。

しっかり食い込ませてから引っ張らないと、葉を巻き込んで切ってしまい、いくつもの葉がバラバラと落ちる結果となってしまいます。

 

結節(葉の白い突起)のあるハオルチアは、結節に糸が引っかかってしまうので、糸を根元まで食い込ませるのが難しいです。

私は100均のセリアで売っている歯垢落としを使って、結節から糸を外しています。

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これは別の株を胴切りした時の写真ですが、こんな風に結節から糸を外して根元まで食い込ませています。

 

綺麗に胴切りできました。

 

カット苗側。

 

元株側。

完璧ですね。

 

枯れた葉を外して、半日ほど乾かします。

 

植え付け完了です。

成長点が枯れ始めた時はどうなるかと思いましたが、無事にリカバリーできました。