石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

初めての実生⑦:種まきから6ヶ月

6月に蒔いたパピラケアの実生の記録です。

 

 ↓以前の記事はこちら

初めての実生①:種まき・発芽

初めての実生②:種まきから1ヶ月

初めての実生③:種まきから2ヶ月

初めての実生④:種まきから3ヶ月

初めての実生⑤:秋撒きの開始と日当たりについての考察

初めての実生⑥:光の強さによる成長の違いを検証

初めての実生⑦:種まきから6ヶ月 ←ココ

初めての実生⑧:肥料分のリスクと効果

初めての実生⑨(終):実生成功

パピラケアの実生の仕方:まとめ 

 

種まきから:116日目(9月30日)

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強光によるダメージを受けていた苗が1つ脱落してしまいました。

ウロコだけが抜け殻のように残っていて悲しいです・・・。

 

種まきから:128日目(10月12日)

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幼苗の1つが分頭している事に気付きました。

こんな小さいうちから分頭するとは、驚きです。

 

種まきから:140日目(10月24日)

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発芽後3ヶ月目あたりから、あまり変化が見られなくなりました。

写真を見比べてみると一回り大きくなっているように見えるので、じわじわと成長しているようです。

 

種まきから:178日目(12月1日)

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キッチンペーパーで発芽させた最初の鉢から、1つ脱落が出てしまいました。

この鉢からだけ、ポツポツと脱落が出てしまいます。

植え替えも考えているのですが、元気な株も多いので踏ん切りがつきません。

 

種まきから:183日目(12月6日)

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種を蒔いてから半年が経過しました。

3ヶ月目以降はあまり大きな変化は見られず、白蛇の姿になるにはまだまだ時間がかかりそうです。

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夏の終わり頃から、約150株が植わっている一番大きな鉢に小さなダニが発生しています。

高速で走り回る約0.3mm程の極小のダニで、水をやると走り回るのでかなり気持ち悪いです。

このダニはグリーンネックレスにも発生した事があり、ハシリダニの一種と思われます。 

この手のムシは潰して体液を観察すると、食性が推測できます。

このダニは、どうやら藻類を食べているようです。

数ヶ月間放置していますが、パピラケアの育成に問題は見られず、藻類の発生が抑えられているようなので、問題は無さそうです。

排泄物が肥料になっている可能性もあり、むしろ益虫なのではないかと思っています。

 

秋蒔き組は、種まき時に消毒を徹底しなかった為に、発芽直後のカビに悩まされましたが、その後は安定しています。

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番外

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秋蒔き組から、白い葉を出している幼苗を見つけました。

まさかの斑入りパピラケアです。

 

光の強さによる成長の違いの検証結果

遮光をした株と、しなかった株の成長の違いを比べた検証の結果です。

検証した期間は2ヶ月間です。

赤いマークの左側が遮光あり、右側が遮光なしです。

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成長具合に大きな違いは見られませんでした。

 

▼遮光あり▼

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▼遮光なし▼

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遮光が無い方が、ウロコが密に締まっているでしょうか。

しかし、ウロコに覆われていない下葉が赤っぽくなり、ダメージを受けているように見えます。

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最前列の株のひとつは、かなり調子が悪そうです。↓

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結論としては、成長具合に大きな違いは見られないので、直射日光に当てるのはリスクでしかないように思えます。

ウロコが生え揃うまでは、しっかり遮光したほうが良さそうです。

 

↓続き

初めての実生⑧:肥料分のリスクと効果