■■ 一覧 ■■
初めての実生①:種まき・発芽 ←このページ
この春、パピラケアが実を結んでくれた事を機に、初めての実生に挑戦しています。
ざっくりとした記事しか書いていなかったので、詳細をきちんと記録しておく事にしました。
実生のやり方としては、基本に沿っていないので、参考にはしないで下さい。
失敗したら反面教師に、成功したらこんなんでもいいのかー、と思ってもらえれば幸いです。
種まき 方法A
プリンのカップに、熱湯消毒したキッチンペーパーをいれます。
キッチンペーパーを湿らせ、種子を乗せます。
ラップをし、輪ゴムをかけます。
直射日光の当たらない、明るい窓辺に安置します。
①実施 6月7日 パピラケア・20粒
①結果 発芽率100%(20/20) 24時間後には発芽を確認。6月11日には全て発芽。
②実施 6月9日 パピラケア・30粒
②結果 発芽率100%(30/30) 24時間後には発芽を確認。6月12日には全て発芽。
キッチンペーパーによる発芽は、発芽した種子と、していない種子が一目瞭然なので、発芽率を見る上では非常に便利だと感じました。
しかし、発芽後すぐに植え替える必要がある為、極小の幼苗を移動させなければならないリスクがあります。
調査目的でない限りは、お勧めできない方法です。
種まき 方法B
浅い容器(底穴無し)に、熱湯消毒した川砂を入れます。
川砂は濁りが無くなるまでよく水洗いし、微塵を取り除いたものを使います。
水没しない程度にヒタヒタに湿らせ、種子を乗せます。
乾燥しないよう、ラップをかけます。
直射日光の当たらない、明るい窓辺に安置します。
③実施 6月11日 パピラケア・約150粒
③結果 発芽率100%?(150/150)? 24時間後には発芽を確認。撒いた数を正確に把握していない為、断言はできないものの、全て発芽したと思われる。
④実施 6月18日 パピラケア・50粒
④結果 発芽率100%(50/50)24時間後には発芽を確認。6月23日に全ての発芽を確認。
採取してから1ヶ月以内の新鮮な種子の為か、凄まじい発芽率です。
方法によらず、適度に湿らせておくだけで発芽する模様。
発芽後の育成
方法Bで発芽させた物は、そのまま育てます。
方法Aで発芽させた物は、方法Bと同様の浅い容器に植え替えます。
浅い容器を使う理由は、水分量をコントロールしやすいからです。
パピラケアは根が貧弱で深く張れないので、浅い容器でも問題ないと判断しました。
ラップはせず、腰水もしません。(底穴がないので出来ません)
砂の表面が乾いたら、容器の縁から水をそっと流し込みます。(2日に1度程度:ただし、表面が乾いていたら即水やり)
水の量は、表面の砂が濡れて、色が変わるまでです。
常識的な実生と比べると、かなり乾燥させて育てています。
始めは常に湿らせた状態で育てていましたが、幼苗の透明感が強くなり、嫌がるそぶりを見せたので方針を変えました。
パピラケアは、発芽した時点ですでに肉厚で多肉化しているので、過保護に加湿して溶かすよりは、ある程度乾燥させた方が良いと判断しました。
(土を乾燥させるのではなく、地上部の湿度を下げるという意味です)
土に肥料分が全く無いので、2週間に1度、4000倍希釈のハイポネックスを各株に2滴ずつスポイト滴下しています。
全体的に散布した方が楽なのですが、与える肥料を最小限にするために滴下による方法を採っています。
多すぎる肥料分は藻の繁殖に繋がり、悪影響が出ると考えています。
発芽から約2週間が経過しましたが、2株の脱落が出ました。
脱落したのは、発芽直後の移植時に根を切ってしまった株で、原因はハッキリしています。
他の株は、今のところ無事に育っています。
右が7日に撒いたもの、左が11日に撒いたものです。
双葉が出た後は、あまり動きが無いように見えましたが、比べると4日の差で結構大きくなってますね。
続き↓