週刊天気予報に35℃以上の日がちらほら見られるようになりました。
地獄の3ヶ月の始まりです。
昨年までは、多肉植物を全て室内に退避させて夏越しさせていましたが、今年はいくつかの多肉・サボテンはベランダで夏越しさせようと思っています。
そう、置く場所が無いのです・・・。
我が家のベランダは、狭い所に室外機が2台設置されているので、夏は地獄のような暑さになります。
室外機が設置されているベランダでも多肉は平気という意見もあるかと思いますが、うちのベランダは熱がこもる構造になっているので、想像を絶する暑さになるんです。
夏の午後は温度計が簡単に振り切れます。
一番の問題は、柵が壁になっていて、風が抜けないことです。
室外機から出た熱風がこもるんですね。
反対側も同様です。
奥が壁なので、こちらの方がより深刻です。
天井には透明な屋根がついています。
雨を凌げる上に、日差しも確保できるので、多肉の成長期には大変ありがたいのですが、夏は排熱が上に逃げないので、熱がこもる原因になります。
室外機が動き出すと、温室で暖房を焚いているような状態になってしまいます。
ベランダの中央に、申し訳程度に空気の通り道は開いています。
これが室外機の前に2つ空いていたら大分違うとは思うのですが、今更どうしようもありません。
しかし、この穴を最大限に利用して、室外機の吸気と排気が分かれるように仕切れば、ベランダの一角に涼しい場所が作れるのではないかと考えました。
仕切りには、試作ということで備品のプラダンを使いました。
プラダンは、軽くて安くて遮光にも使えるので、とても便利です。
強度が足りないようなら、波板でも買ってこようと思います。
青い矢印が吸気で、赤が排気です。
固定はとりあえず石で。
ベランダに転がっていた石が、まさかこんな形で役に立とうとは。
石好きの人って2軍の石をベランダに積む事が多いんです、はい。
エアコンを試運転したら、エアコンから出た水が流れないという問題が発覚したので、石をかませて隙間を作りました。
石大活躍。
熱風は上に流れるので、下に隙間があっても問題ありません。
反対側も同様に仕切りを設置しました。
2台のエアコンを動かしてみると、吸気窓から涼しい風が入り、熱風は外に流れるようになりました。
仕切りを2枚立てただけですが、想像以上に快適になりました。
冷たい空気を吸気する事で、エアコンの効率も上がりそうです。
吸気窓の前に多肉棚を設置しました。
ここなら暑い夏でも夏越しできるはずです。