石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

実生

斑入り株を母系にした交配

多肉の斑の大半は、遺伝子による形質遺伝ではなく、葉緑素の異常と言われています。 葉緑素は母系遺伝で引き継がれるので、母親を斑入り株にすると斑入りの子供ができる可能性があるそうです。 そこで、今年は斑入り株を母親にした交配をしてみました。 斑入…

置き場所によるラウイの白さの違い

去年の春に蒔いたラウイを3ヶ月前に鉢上げした時の写真です。 この時は大きさに多少の差はあれ、白さにそれほどの違いはありませんでした。 鉢上げした後、まとめて置く場所がなかったので、あちこちにバラバラに置いておりました。 その結果、置き場所によ…

フィロボルスの種子を収穫

フィロボルス・エーンリエットの種子を収穫しました。 昨年末に開花、1月に結実を確認しましたが、いつまで経っても実が熟さずヤキモキしておりました。 12月に開花。 1月に結実を確認。 5月半ばになってようやく熟しました。 実が出来てから熟すまで4ヶ月以…

アガベ・姫笹の雪:種蒔きから約1年

我が家にある唯一のアガベ、姫笹の雪の実生株です。 種を蒔いてから約1年が経ちました。 結構雑に育てているにしては、順調に育っているかなと思います。 丈夫で助かります。 姫笹の雪といえば、ペンキと呼ばれる白い模様が特徴なのですが、まだその模様は出…

クラッスラのオリジナル交配

昨年の春、開花タイミングの合ったクラッスラを適当に交配させて種子を作ってみました。 この種子を採り蒔きしたものが、特徴が分かるくらい大きく育ってきました。 ごった煮交配だけあって姿形がバラバラです。 1つずつ検証してみます。 一番目立っている背…

亀甲竜の実生⑮:イモが大きくなる季節

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

実生苗の植え広げ

昨年の秋に多肉のお手入れをサボった事もあって、植え広げ、植え替え、株分け、胴切りと、やらなければならない事が多く、この春は大忙しです。 まずは緊急性の高い実生苗の植え広げから。 昨年春蒔きのラウイです。 渋滞中で、早急に植え替えの必要アリです…

実生パキポディウムの様子

種から育てているパキポディウムの様子です。 パキポディウム・エブレネウム。 胴体の真珠光沢が美しいです。 eburneum(象牙質)の名に相応しい質感です。 2021年8月に種を蒔いたので、1歳7ヶ月です。 大きなパキポディウムも立派で良いですが、今くらいの…

ただの草ではなかったダドレア・パルメリー

こちら、2021年秋蒔き、ダドレア・パルメリー(Dudleya palmeri)の昨年春の姿です。 緑々しております。 パルメリーはダドレアのくせに白くならない品種で、「白くないダドレアはただの草だなー」と事あるごとに呟いていました。 もちろん白くならないのを…

いまさら聞けない・・・自家受粉って何?

最近はエケベリアを中心に多肉植物を自分で交配する方が増えているようで、「自家受粉」という言葉をよく耳にするようになりました。 私が育てているアボニア属パピラケアも自家受粉で種を作ってくれるので、このブログでも度々登場する言葉です。 この「自…

テラテラ光る陶器のようなエケベリア

種を蒔いてからもうすぐ1年になるエケベリア・ビフィダ(シチュ)です。 室内過保護株ですが、日当たりの良い場所に置いている事もあり、若干紅葉してきました。 11月まではこんな色でした。 葉の表面は光を当てるとギラギラと光ります。 ラメというか、鉄粉…

発芽を見つけた瞬間が一番うれしい

およそ1週間前に蒔いたパキポディウム・ブレビカウレが無事に発芽してくれました。 蒔いた5粒が全部発芽してくれました。うれしい発芽率100%。 発芽を見つけた時が、実生をやっていて一番うれしい瞬間です。 3週間経っても種が動かない時はどんよりした気分…

自作育苗器で冬実生開始

最低気温が氷点下となる日も増え、実生には厳しい時期となりました。 しかし、冬は虫が少なく、カビも生えにくく、極度な高温で煮える事もないので、適度に加温さえできれば実生しやすい季節とも言えます。 そんなわけで、今期も自作育苗器2号を使って実生を…

秋以降に急成長した多肉植物

サラダボウルで育てているオブツーサ・トゥルンカータが鉢から溢れてきました。 スペースに余裕があるうちは群生しつつも平坦に育っていたのですが、スペースが無くなるとドーム状に盛り上がり始めました。 根の張りすぎで土が盛り上がり、ドーム状になって…

期待の新生ハオルチア

夏が終わってから、時間を見つけては多肉の植え替えやら株分けやらを進めていましたが、結局手が回らなかった作業がいくつかあります。 その一つが実生ハオルチアの植え替えです。 ギュウギュウに渋滞しております。 ハオルチアは丈夫なので、つい後回しにし…

気付けばパピまみれ

面白い姿形をしたものが多い多肉植物の中でも、一際異彩を放つ珍奇植物パピラケア。 ウロコの生えたヘビのような姿をしています。 2年前に郊外の園芸店で買いました。 自家受粉で勝手に種を作ってくれるので、実生を始めるきっかけになり、毎年種を蒔くよう…

秋蒔きのメセンブリアントイデスが発芽

秋蒔きのメセンブリアントイデスが無事発芽しました。 蒔いた数を把握していないのでどんぶり勘定ですが、90%くらいは発芽したでしょうか。 発芽までの日数は4日から14日とバラツキがあり、今後もまだまだ発芽しそうな感じです。 春蒔きよりも全体的に発芽…

早春蒔きのエケベリアを鉢上げ

早春に蒔いたエケベリア、ビフィダ・シチュ(bifida xichu,Quaretaro.)を鉢上げしました。 エケベリアは順調にいけば半年で鉢上げできるので、サボテンやメセン類なんかに比べると実生は楽だと感じます。 原種なので個体差はそれほど出ないと思っていました…

血のりべったりスミシー

今年の春に蒔いたアエオニウムのスミシーです。 シムシーとかスミッチーとか呼ばれることもあります。 アルファベットだとsmithiiなので、音的にはスミシーが一番近いかなと思います。 発芽率は90%以上だったのですが、夏に半減してしまいました。 この辺り…

メセンブリアントイデスが好調

夏に葉を落としていたメセンブリアントイデス。 日があまり当たらない多肉棚下段の奥に押し込んでおりましたが、秋になって立派な葉を出してくれました。 実生2年目の株で、昨年よりも一回り大きくなっているようです。 実は、メセブリは寿命が短いという話…

亀甲竜の実生⑭:順調に葉を展開中

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

夏越しした実生苗の様子

今年の春に蒔いた実生苗の様子です。 アガベ・姫笹の雪です。 5粒蒔いて、5粒発芽して脱落無し。 色艶も良く、安定しています。 小苗を長期間維持しなければならない他の多肉実生と比べると、すぐにガッシリした葉を展開してくれるアガベ実生は楽で良いです…

パキポディウムはこれでいいのか?

1年前にパキポディウム・エブレネウムの種を蒔きました。 1つだけしか発芽しないという残念な結果でしたが、この1苗を大事に大事に育ててまいりました。 その虎の子の現在の姿がこちらです。 葉がぼうぼうです。これでいいのでしょうか・・・。 エブレネウム…

亀甲竜の実生⑬:早くもお目覚め

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

秋を待たずに実生アガベを植え替える

1ヶ月前に蒔いたアガベ・姫笹の雪です。 早くもギザギザした本葉が出てきました。 成長が早くて驚きます。 用土は赤玉土と砂、底穴無し、腰水無し、薬剤無し。 こんなんでも大丈夫みたいです。 同居しているハオルチアも調子良く育っています。 ハオルチアは…

ベランダ環境改善の効果と実生苗の様子

先週末、全国的に6月とは思えない暑さになりました。 私の住んでいる地域は、アメダスによると最高気温36.7℃まで上がったようです。 去年までは、こんな日のベランダは50℃に迫っていたのですが・・・ 35℃! 多肉達が十分に耐えられる温度です。 別に涼しいわ…

小さすぎる双葉

この春も多肉植物の種子を色々と蒔いてみました。 私が初めて実生した多肉植物はアボニア属パピラケアで、発芽した双葉を見て、こんなに小さいのかと驚いたものです。 昨年はクラッスラのアウセンシス・チタノプシスが砂粒のような双葉を出し、これが最小ク…

亀甲竜の実生⑫:葉を落としたり落とさなかったり

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

実生の天敵・コバエの特徴と対策

サボテンや多肉植物を種から育てていると、発芽したばかりの小さな苗が枯れてしまう事があります。 原因の1つがコバエの幼虫による食害です。 我が家では、今まで実生苗が枯れてしまった原因の実に7割がキノコバエというコバエによるものでした。 原因が判明…

ついにアガベに手を出す

昨年の秋の終わりごろに、笹の雪というアガベを園芸店で目にしました。 白いラインの入った小さなアガベで、一目で気に入りました。 小型のアガベとの事で、狭いベランダでも育てられそうだったのでレジに持っていこうとしましたが、念のためどのくらいまで…