石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

初めてのエケベリアの夏越し

早いもので、多肉植物を育て始めて4年目になりました。 今季で4度目の夏を迎えているわけですが、実はエケベリアの夏越しをするのは今年が初めてだったりします。 初めて買ったエケベリア、ルノーディーンは夏を迎える前に虫にやられてしまいました。 その後…

実生のコバエ(キノコバエ)対策

以前、実生した幼苗がキノコバエの幼虫に喰われて困っているという話をしました。 キノコバエの幼虫は小さい上に土に潜っているので、発見が難しいです。 幼虫は幼苗の根をかじります。 同じ鉢に繰り返し卵を産むので幼虫がどんどん増えてしまい、発見が遅れ…

亀甲竜の実生⑦:発芽から10ヶ月

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 発芽から:…

亀甲牡丹の実生④:発芽から8ヶ月

アリオカルプス属の亀甲牡丹の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲牡丹の実生①:種まき・発芽 亀甲牡丹の実生②:カラフルな幼苗 亀甲牡丹の実生③:発芽から2ヶ月 発芽から:260日目(8月6日) 前回の更新から半年以上経ってしまいましたが、全部生き…

松露玉の実生⑤:誤算

世界一小さなサボテン、松露玉の実生の経過です。 ↓前回の記事はこちら 松露玉の実生①:種まき・発芽 松露玉の実生②:痛恨のミスと新たな発芽 松露玉の実生③:追加の撒種と発芽率 松露玉の実生④:発芽から2ヶ月 発芽から:260日目(8月6日) 発芽から半年以…

幼苗が溶ける原因と対処

今年はたくさん多肉植物とサボテンの種を蒔きました。 全体的に発芽率も良く、順調な成長を見せてくれています。 しかし、いくつかの幼苗は溶けてしまいました。 直射日光を避け、水切れに注意し、コケや藻の繁殖を抑えても溶けてしまうのです。 幼苗は全部…

春蒔き冬型メセンの夏越し

梅雨が明けてから、毎日暑い日が続きます。 風通しの悪い我が家のベランダは地獄のような暑さになっております。 植物が育つ環境ではないので、ほとんどの多肉植物を室内に避難させました。 地獄だなんて大袈裟だなぁ、室内退避なんて過保護すぎ、と思われる…

少しだけ特徴が見えてきた実生ハオルチア

今年の春にハオルチアの種を2種類蒔きました。 コレクタ選抜種のジュピターと、[ブラックベルディアナ × レイトニー]の交配です。 左が[ブラックベルディアナ × レイトニー]、右がジュピターです。 左の苗の方が細葉で明るい緑色をしています。 明るい色…

逆光で映える多肉植物10選

多肉植物を逆光で見る機会というのは、あまり多くありません。 小さな植物が多いので見下ろす形になる事が多いですし、棚に置くにしても、棚の後ろは大体壁です。 そもそも、逆光だど植物が見にくくなってしまうので、わざわざ逆光になる位置に鉢を置く意味…

実生エケベリアの病変・その後

うどんこ病と思われるカビに侵食されてしまった実生エケベリアのその後の様子です。 カビに侵されていた箇所は、茶色いカサブタのようになってしまいました。 ふわっとした菌に覆われた時点で、既に細胞は死んでしまっているようです。 傷は残ってしまいまし…

実生エケベリアの幼苗に病変

5月に種を蒔いて、順調に育っていたブラックエボニーの幼苗に異変が生じてしまいました。 異変を発見したのは、ルーペを使って健康診断をしていた時です。 10倍程度のルーペは、ダニの発見や病気の診断、発芽のチェックと、多肉植物を育てる上でとても役に立…

楽な梅雨だと油断してやらかす

今年の関東地方の梅雨は、かなり過ごしやすいです。 高温多湿で多肉植物にとって厳しい季節には違いありませんが、過去3年に比べたらかなりマシです。 6月から地獄のような暑さが続いた2018年。 記録的日照不足で、1ヶ月間ほとんど太陽が拝めなかった2019年…

大きなハオルチアと小さなハオルチア

我が家には、あまり大きな多肉植物はありません。 小さな多肉植物が好きな事もありますが、単純に置ける場所が無いのです。 アロエやアガベはカッコイイと思いますし、大型ダドレアも綺麗だと思うのですが、他の方のブログを眺めたり、園芸店で鑑賞するに止…

個性が出てきた実生サボテン

春に蒔いたサボテンの小苗が大きくなってきました。 発芽直後はどれも似たり寄ったりの姿でしたが、それぞれの品種の個性が出てきました。 マミラリア・陽炎 細かい白いトゲに覆われ、サボテンらしくなってきました。 褐色の長いトゲも出てきており、もう陽…

交配ハオルチアの発芽率

春に結実した交配ハオルチア[ブラックベルディアナ × レイトニー]が続々と発芽しています。 発芽していない種子は残り2つだけとなり、発芽率は97%になりました。 100%を目指すべく、残り2粒にもがんばってもらいたいです。 このハオルチアの種子は、採取…

見切り品のサボテンを救いたい

ホームセンターに行くと、ついつい足を向けてしまう多肉植物見切り品コーナー。 茶色くなったハオルチアなんかが100円で売られているのを見つけると、根こそぎ連れて帰りたくなってしまいます。 しかし、ここで欲望のままに連れ帰ってしまうと、我が家の狭い…

実生苗(エケベリア・セダム)の植え替え

5月に蒔いたエケベリア・ブラックエボニーと、セダム・ミクロスタキウムの実生苗を植え替える事にしました。 ブラックエボニー ミクロスタキウム 独立させるほど大きくはなっていないので、広い容器に間隔を開けて植え替えていきます。 植え付ける用土は、肥…

ツバメの親はエサをやったヒナを覚えている

昨日に引き続き、ツバメの子供たちの話題です。 ツバメの兄弟をきちんと個体識別して観察していると、色々と面白い事に気付きます。 その1つが、親がエサをやる順番です。 エサをやる順番に決まりはあるのでしょうか。 [ツバメ エサやり 順番]で検索すると…

可愛いツバメに癒される

ベランダで多肉を眺めている時に、吊り下げてあるグリーンネックレスに茶色い物がくっついている事に気付きました。 マツアトキハマキというハマキガの仲間でした。 樹皮のような柄は個体差が激しく、様々なバリエーションがあるのですが、これは綺麗な個体…

春の種蒔きシーズン終盤

そろそろ春の種蒔きシーズンも終盤です。 交配で実った種子と、買い求めた種子を何種類か蒔いてみました。 ハオルチア[ブラックベルディアナ × レイトニー] 交配させたハオルチアが無事に実り、全部で60粒程の種子が収穫できました。 寝かせる事はせずに、…

春蒔き多肉の成長

早春に蒔いた多肉の小苗が大きくなってきました。 普通の植物に比べると成長は遅いものの、今まで激遅のパピラケアとサボテンしか実生した事がなかったので、成長がとても早く感じます。 クラッスラ・アウセンシス・チタノプシス 3月中旬 極小双葉が出てきて…

初夏の開花・追記

昨日、サボテンの白菱が、遅咲きの蕾を付けてくれた事を書きました。 花が咲いても、交配相手がいないのが残念です。 同居している仏頭姫春星とは、同じマミラリア属なので、おそらく交配できると思います。 今年は、仏頭姫春星は開花せずにダンマリだったの…

初夏の開花

関東南部では、最高気温が30℃を超えるようになり、完全に夏の日差しになってきました。 我が家の風通しの悪いベランダでは、エアコンを稼働させると室外機の熱風で50℃を超えてしまうので、そろそろ室内退避も考えねばなりません。 そんな心配事など素知らぬ…

エレガントじゃないエレガンス

100円ショップで買ったエケベリアのエレガンスが、形も整って綺麗になってきました。 透けるような葉色が涼し気で、気品が感じられます。 エレガンスは色付いていない方が綺麗ですね。←個人的な感想デス 名前の通り、エレガントなエケベリアだと思います。 …

ハオルチアの種子を収穫

今年、初めてハオルチアの交配に挑戦してみました。 [ブラックベルディアナ × レイトニー]が、めでたく4つ結実し、種子を収穫できる日を楽しみにしていました。 大きくなった種サヤは鮮やかな緑色をしていて、熟すまでにはまだしばらく時間がかかりそうで…

硬葉系ハオルチア【成長記録:2021年・春】

■■ 松の雪・ルテオローザ・竜鱗・錦帯橋・リミフォリア ■■ 2021年・春 ~育成環境~ 場所:室内 西向きの窓際、および南向きの窓際 水やり:土が完全に乾いてから(7日~12日に1回程度) 追肥:無し 遮光:無し(日光に当てる時間は1日4時間程度) 硬葉系ハ…

軟葉系ハオルチア【成長記録:2021年・春】

■■ オブツーサ・雪景色・阿寒湖・アトロフスカミュータント ■■ 2021年・春 ~育成環境~ 場所:室内 西向きの窓際、および南向きの窓際 水やり:土が完全に乾いてから(7日~12日に1回程度) 追肥:無し(子株には薄い液肥を2ヶ月に1回程度) 遮光:無し(…

斑入りグリーンネックレスと万宝【成長記録:2021年・春】

■■ 斑入りグリーンネックレス・万宝 ■■ 2021年・春 ~育成環境~ 場所:屋外 南向きのベランダ(屋根有り)/室内 南向きの窓際 水やり(グリネ):土の表面が乾いてから(2日~4日に1回程度) 水やり(万宝):土が乾いてから(7日~10日に1回程度) 追肥(…

銀月【成長記録:2021年・春】

■■ 銀月 ■■ 2021年・春 ~育成環境~ 場所:屋外 南向きのベランダ 水やり:土が乾いてから(5日~7日に1回程度) 追肥:薄い液肥(2週間に1回程度) 遮光:無し セネシオ属の銀月の成長記録です。 水やりは比較的多め、追肥も多めに与えています。 日当たり…

ノベリー【成長記録:2021年・春】

■■ ノベリー ■■ 2021年・春 ~育成環境~ 場所:屋外 南向きのベランダ 水やり:土が乾いてから少量(7日~10日に1回程度) 追肥:無し 遮光:無し ユーフォルビア属のノベリーの成長記録です。 3月中旬の暖かい日が続いた時に、休眠から目覚めたようで、動…