石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

実生

実生の天敵・コバエの特徴と対策

サボテンや多肉植物を種から育てていると、発芽したばかりの小さな苗が枯れてしまう事があります。 原因の1つがコバエの幼虫による食害です。 我が家では、今まで実生苗が枯れてしまった原因の実に7割がキノコバエというコバエによるものでした。 原因が判明…

ついにアガベに手を出す

昨年の秋の終わりごろに、笹の雪というアガベを園芸店で目にしました。 白いラインの入った小さなアガベで、一目で気に入りました。 小型のアガベとの事で、狭いベランダでも育てられそうだったのでレジに持っていこうとしましたが、念のためどのくらいまで…

採り蒔き種の発芽とクラッスラの交配

この春に採り蒔きした種子たちが、無事発芽してくれました。 100粒蒔いたブルビネ・メセンブリアントイデスです。 2週間で、半分くらい発芽しています。 昨年の発芽の記録を見返してみると、2週間目で25%、3週間目で100%でしたので、順調な経過と言って良…

クラッスラの種子の採り方

クラッスラのアウセンシス・チタノプシスの種子が採れました。 大きさは0.5mm以下。 小さいを通り越して粉です、粉。 この1つ1つが立派な多肉になるのですから、不思議なものです。 親株はこちらです。 チタノプシスのような姿をした小さなクラッスラです…

春の採り蒔き

今年も何種類かの多肉植物から種が採れました。 今は種を蒔くには最適な時期なので、さっそく蒔いてみました。 パピラケア 毎年恒例になっているパピラケアです。 今年採れた種子もあるのですが、昨年採れたものがたくさん残っていたので、そちらを蒔きまし…

プセウドリトスと兜丸が発芽

少数精鋭・春実生のプセウドリトスと兜丸が無事に発芽しました。 左側が兜丸、右側がプセウドリトス・ミギウルティヌスです。 プセウドリトスは発芽率90%(9/10)、1つ全斑で脱落しました。 兜丸は発芽率80%(16/20)、1つ全斑っぽい(右下)ですが、今の…

今年の春の実生は少数精鋭

4月になり、実生に最適な時期となりました。 今年は冬にたくさん種を蒔いてしまったので、春の実生は少数精鋭でいきます。 採り蒔きは別として、新しい品種の種子を2種類だけ購入しました。 1種類目はアストロフィツムの兜丸・スーパー兜です。 参考画像(出…

亀甲竜の実生⑪:大きく成長

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

発芽して間もない幼苗をマクロ撮影

今年の早春に蒔いた実生苗たち。 まだ5mmほどの小さな幼苗ですが、それぞれ特徴が出てきたので、マクロ撮影で大きく撮ってみることにしました。 アエオニウムのスミシーです。 本葉に赤い液体のようなものがついています。 血糊かカサブタにしか見えません…

松露玉の実生⑥:菊水の鉢に居候

世界一小さなサボテン、松露玉の実生の経過です。 ↓前回までの記事はこちら 松露玉の実生①:種まき・発芽 松露玉の実生②:痛恨のミスと新たな発芽 松露玉の実生③:追加の撒種と発芽率 松露玉の実生④:発芽から2ヶ月 松露玉の実生⑤:誤算 発芽から:503日目(…

実生ダドレアの植え替え

昨年秋蒔きのダドレア・パルメリーが窮屈になってきたので、植え替える事にしました。 ダドレアと言えば白さが魅力なのですが、パルメリーは白くならないダドレアなので、緑々しています。 雑草に見えますねー・・・。 種を蒔いてから5か月で、結構大きくな…

メセンブリアントイデスの交配の仕方

ブルビネ・メセンブリアントイデスの種子が採れました。 1~2mmくらいの小さな種子です。 種を作ったのは、昨年の春に種を蒔いて育てた株です。 種から育てた植物から種が採れると、なかなか感慨深いものがあります。 受粉から種子を収穫するまでの過程を書…

2022年早春・実生備忘録

2022年の1月~3月に蒔いた多肉・サボテンについて、まとめておこうと思います。 エケベリア・ビフィダ(Xichu) メタリックシルバーの変わったエケベリアです。 実物を見てみたいと思っていたものの、出会う機会が無く、種から育ててみる事にしました。 発芽…

発芽から1年で開花した多肉植物

昨年の春に種を蒔いた実生苗が、1年で開花してくれました。 ブルビネ・メセンブリアントイデスです。 開花日は2月26日。 発芽が2月25日~3月10日なので、ちょうど1年ですね。 細い茎を長く伸ばして黄色の花を咲かせています。 風に揺れていると、黄色の蝶が…

ラウイとスミシーの種を蒔く

自作の加温育苗器を使って実生している多肉植物達が、大きくなってきました。 冬は害虫が少なく、カビも生えにくいので、温度さえなんとか出来れば実生しやすいと感じています。 1つの鉢に複数の種類を蒔いている上にラベルも付けていないので、蒔いた場所は…

謎の種子の正体

一ヶ月程前に、室内の多肉棚の下に落ちていた種子のようなものを、試しに蒔いてみました。 種子の落ちていた場所がピレアグロボーサの下だったので、9割方ピレアグロボーサだと予想しておりました。 蒔いた種子は、1週間ほどで無事に発芽してくれました。 小…

2022年早春:実生多肉の様子

前回は実生サボテンの様子をご紹介しましたが、今回はサボテン以外の実生多肉の様子です。 ブルゲリ 一時期やたらと高騰していたブルゲリの種子ですが、最近だいぶお安くなってきたので、お手頃価格で売られていた種子を購入しました。 加温式育苗器を使って…

2022年早春:実生サボテンの様子

2022年早春の実生サボテンの様子です。 銀河 昨年8月に蒔いたマミラリアの銀河です。 頭がフサフサになってきました。 ただ、やたらとカラフルなのが気になります。 ピンク色の奴は少し心配です。 暖かくなれば緑色になると思うのですが・・・。 エスコバリ…

セルトレイにピッタリな底面給水用トレイ

私は大きくなってきた実生苗を植え替える時、セルトレイに植える事が多いです。 セルトレイはホームセンターで買っています。 28.5cm×28.5cmの物を使っています。 というか、うちの周りにはこのサイズしか売っておりません。 とてもお安くて助かっているので…

自作育苗器2号を使った冬実生

昨年作った自作育苗器2号を使って、ぼちぼち実生を始めています。 ぼちぼちと表現したのは、気になる種子を少量入手しては即蒔いてしまっているからです。 同じ鉢にバラバラのタイミングで撒種すると、発芽が揃わず、フタを開ける時期が難しくなるので止めた…

実生苗と葉挿し苗の植え替え

窮屈になっていた実生苗と葉挿し苗を植え替える事にしました。 上がエケベリアの葉挿し、左下がダドレア・パルメリー、右下がブルビネ・メセンブリアントイデスです。 メセブリは昨年2月、パルメリーは昨年10月に蒔いた実生苗です。 春まで待って植え替えた…

実生1年目で花芽が伸びてきた多肉植物

昨年の早春に蒔いた実生苗の中に、早くも花芽を伸ばし始めたものが出てきました。 種から育てた苗が花芽を付けると、一人前に育ったという実感が湧き、買ってきた苗が花芽を付けるのとは一味違ったうれしさを感じます。 花芽を付けてくれた実生苗の1つがこち…

昨年蒔いた実生多肉いろいろ

昨年蒔いた実生多肉達の様子です。 ブラックエボニー(黒壇エボニー) 昨年5月に蒔いてから8ヶ月が経ちました。 夜間は室内に入れている事もあって、冬でもゆっくりと成長しています。 爪先が良い色になり、形もエボニーらしくなってきました。 いくつか葉色…

亀甲竜の実生⑩:腐らせない育て方

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

育成不良?小さなフィロボルス

種から多肉植物を育てると、ものすごく成長の遅い小さな個体が混じる事があります。 発芽が遅れ、先に発芽した植物の影になってしまったり、肥料分を取られてしまったりして、育成不良になった為だと思っていました。 育成不良ならば、独立させて環境を良く…

300円自作育苗器・2号

昨年、冬季に種を蒔きたくなってしまい、発芽用育苗器を自作しました。 加温性能は良かったのですが、発泡スチロールでフタをするため、朝晩に鉢を出し入れしなければならない手間がありました。 そこで、昼夜使える透明なカバー付きの育苗器2号を作ってみる…

え?そんな場所で発芽するの?

我が家で育てている植物の中で、最も過酷な育て方をしているのがこちらの黄金司です。 水やりは月に2回程度、鉢が浅いのですぐに乾いてしまいます。 9月からはベランダで直射日光にガンガン当てていました。 サボテンは、こんな環境でも綺麗に育ってくれます…

亀甲竜の実生⑨:発芽から1年

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

キノコバエ被害再び

先日、春に蒔いたブラボアナス(サボテン)の幼苗が、1つ萎れているのを見つけてしまいました。 (写真を撮っている余裕がなかったので、画像はありません) 夏以降、何の問題も起きずに順調にきていた春実生組だったので、ショックでした。 萎れた株を詳し…

10月に葉焼けさせてしまった多肉植物

今年は残暑が厳しく、夏越しが終わったと油断したところに強烈な日差しが襲い、葉焼けの被害を続出させてしまいました。 被害は9月20日以降に発生し、10月上旬が一番酷かったです。 多肉歴は3年程度ですが、秋にこれほどの葉焼け被害を出してしまったのは始…